担当:中の人
こんにちは!
皆さんはカーペットクリーニングと言ったらどのような事を想像しますか?
ウェット、セミドライ、ドライなどいろいろな方法があります
カーペットクリーニングは何種類もの機械と洗剤を使い分けるので、正しい知識と技術が仕上がりに直結します。
素材を傷めない事と風合いを損なわない事を心に留めておくことも大切です。
そこで今回はカーペットクリーニングの基本でもあり王道でもある、ウエットクリーニングを紹介します。
ウエットクリーニングの特徴
メリット:他のクリーニング方法よりも表面だけでなく根元からきれいにできる
デメリット:作業時間がかかる
ウエットクリーニングの手順
①バキューム(掃除機掛け)
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高速回転するブラシと強力な吸引力で汚れを掻き出すカーペット専用の『アップライト型バキューム』を使い、繊維の奥に入り込んだ、埃や土砂、ダニ等の汚れを回収します。
カーペットの汚れのうち約8割がドライソイルと呼ばれる「乾いた汚れ」です。
乾いた状態の汚れの回収量がカーペットクリーニングの仕上がりを大きく左右します。
掃除機掛けを丁寧に行う事が最も大切です。
服についた泥よりも砂の方がきれいになりやすいですよね?
②前処理
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前処理剤と呼ばれる洗剤をカーペットに浸透させ、汚れが落ちやすいように浮き上がらせます。
この時重要なことは【洗剤を正しい倍率で希釈してムラなくしっかりと繊維に浸透させること】です。
洗剤量の不足、撒きムラや漬け込み時間のバラつきがあると、均一な仕上がりにならないので,満遍なく洗剤を撒きます。
※弊社では、カーペットの種類や汚れ具合によって,数種類の洗剤を使い分けています。
アレルギーや環境に配慮したソープフリー洗剤も取り揃えています
③洗浄(アジテーション)
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カーペットの形状や汚れ方にあわせて数種類の機械を使い分けて、カーペットを痛めたり風合いを損なわないように丁寧に洗浄します。
カーペットクリーニングで気を付けることは強すぎる力で洗いすぎないことです。
シャンプーをする時に髪を傷めないように優しく洗うのと同じです。
なので柔らかいブラシなど何種類も使い分けます
④回収(すすぎ)
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①~③の作業で浮き上がらせた汚れをカーペットエクストラクターという機械で濯ぎ洗いします。
この機械は水(スチーム)を噴射するのと同時に強力なバキュームで汚れを吸い上げます。
仕上がりを良くするために水を噴射しないで吸引だけ行うドライパスと呼ばれる一手間を入れます。
この一手間は残留洗剤や汚水の低減や乾燥の短縮化ができるので手が抜けないポイントです
⑤乾燥
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送風機(ブロワー)という大量の風を吹く機械でカーペットを乾燥させます。
画像のタイプのブロワーは現在主流のシロッコファンタイプです。
直進の風が遠くまで届くので広い場所でおすすめですが、書類などが飛んでしまいやすいので注意です。
⑥整毛(必要に応じて)
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カットパイルや毛足の長いカーペットの場合、必要に応じて専用の整毛ブラシを使い毛(繊維)の向きを整えます。
見た目の美しさやフカフカの手触りなど一段上の仕上がりになります。
以上が基本的なウエットクリーニングの方法になります。
しっかりとした知識と技術でカーペットををクリーニングしましょう!
素材や汚れ方によって変わりますが、クリーニング料金は、一般的な化学繊維のカーペットで㎡300円~になります
※面積によっては一定の金額になります
この他、弊社では防ダニ、消臭,消毒(ノロウイルス対応)など様々なオプション対応や、短時間でクリーニングができるセミドライ工法なども取り扱っていますので、カーペットのお困り事ご相談は、
オールケア・エンジニアリングにお任せください。
次回は洗剤の種類や他のクリーニング方法を書いていこうと思います。
ぜひ読んでくださいね!
ありがとうございました!!
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